今回は県内某所で木造平屋の外壁かきりしんの施工をいたしました!
はじめに、「りしん」とは…
モルタル外壁の仕上げ材として用いられる表面化粧材で、
ザラザラとした質感が特徴的です。
1960~80年代にかけてモルタル外壁の代表的な仕上げ材として国内に広がりました。
透湿性,通気性に優れているため、木造の建物にとってはメリットが大きい仕上げです。
では、
今回の「かきりしん」の「かき」とは?
「掻きおとし」という伝統的な左官技法のひとつで、仕上げ材を塗りつけ後、完全硬化前に表面を道具を使って掻き落としていく技法です。

↑このように剣山のような道具を使用します。
「吹き付けリシン」といってスプレーガンで吹き付けていく方法もあり一般的ですが、今回はコテで厚みをもたせながら仕上げていく方法です。
掻き落としの多少や掻き方によって模様や表情に変化を付けることができます。
落ち着きがあり、高級感のある仕上がりになります!
それでは今回の現場です↓↓


↑この状態から施工が始まります。
大工さんによってここまで下地をつくってもらうのですが、細部まで丁寧な美しい下地です!
次回、施工に入ります!!
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